わんわん物語*感想

フロリダディズニーにわんわん物語に出て来るミートスパゲティが食べれるレストランがあるそうなんですが、みんなが口を揃えて「まずいし量は多いし、食べなくて良いと思う」って言ってるの、逆に食べたくなるなる

 

わんわん物語 プラチナ・エディション (初回限定生産) [DVD]

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 世界の歴史を見ても、お金だけではどうにもならない事が一つあります。

犬を喜ばせ、しっぽを振らせることです。

こんな素敵なナレーションから始まる映画なので、終始わんわん様への敬意の気持ちが詰まってました。わんわん様、いつもかわいくいてくれてありがとう!!!

 

メインとしては大事に飼われている女の子レディと、雑種 野良犬のトランプの身分違いのわんわんラブ物語なんですけど、お犬様に関わる人間さんたちもまたかわいい、人とのつながりももうちょっと見たくなってしまう。

レディに対して、ドアを開けて「レディファーストだからな」と頭を下げる飼い主ジムとか、レディとトランプが二人でレストランに骨を貰いに行ったら「デートか!それじゃ骨は駄目だ!」とすぐに小さなテーブルにキャンドルをセッティングして、てんこ盛りのミートボールスパゲティを用意して、更に更にムードを作るために演奏までしてくれるレストランの経営者トニーとか、犬を犬として扱わない人たちとのやり取りがもうめちゃくちゃに微笑ましい。自然と口許ゆるっゆるになってしまう。

逆に、レディも飼い主に一度「犬」って言われてひどく落ち込んでて、でもそれが他のお犬様たちも頷いてて、犬世界ではあるあるな事に人としても「あ~」と納得。犬飼ってる人も良く自分の飼い犬を「犬」って言われると怒るよね、こちらも悪気はないんだけど。

 

とにかくレディが可愛い。まずレディって名前が可愛くない?その名に劣らない気品高い容姿や仕草がこの映画の一番の見どころな気がする。ちゃんと仕草も犬なんだけど、最高級に上品なんですよ。だってドーナツをコーヒーに少し浸して食べるんだよ、そんなのする?でも甘えん坊で元気なThe・犬なところもあって、何しても可愛い。吠えるときはちょっと怖いのがまた魅力。

 レディとっても良い子なんだけど、飼い主のダーリングが妊娠して、夫婦二人の愛情がお腹の中の赤ちゃんへ行くと寂しく項垂れて妊娠した事を喜べずにいるのに、いざ赤ちゃんが産まれると、まるで自分がお姉さんになったかのように赤ちゃんを守るレディのかわいいだけじゃないところがかわいい。もうかわいいのよ。かわいいかわいい言ってずっと見てられる。家に帰る理由がいつの日か「赤ちゃんを守らなきゃ!」なレディ勇ましくてとても良い。可愛くて、気品があって、甘えん坊なレディが、自分の家族=赤ちゃんが出来て、強さをも持ってしまう。もう敵わないわ。最後は自分も本当のお母さんになるって物語の終わり方が非常に好き。

 

あまりに有名なスパゲッティキスのシーンは溜息が出てしまうくらいロマンチックで、どの世界でも恋愛って世界を美しくするんだな…と死んだ目で見てました。このシーン、超名シーンだと思うんだけど、どうしてもレストラン営業陣の必死に犬の恋愛をサポートしているかわいさに目が行ってしまう。画面に映ってる全部がかわいいかよ。

 

トランプが人間に飼われる事を嫌がっている理由とか、保健所にいたわんちゃん達はどうなってしまったのかとか回収されていないのがなんとなくディズニーらしくない気がするけど、だから嫌という訳ではなく、むしろ可愛いが詰まったわんわん物語の味でもあるような。

 

お利口なわんちゃんばかりで、本当にかわいくてかわいくて、もうストーリーなどいらないからずっとディズニーのわんちゃん日常アニメーションを見ていたくなる。子どもと赤ちゃんの組み合わせももっと見たかったと思ったら、わんわん物語2で出て来るんですね!見ないと!