乙女ゲームの衰退と、今だからこそのおすすめが知りたい、伝えたい

 

最近定期的に「乙女ゲーマーがswitchに移行出来ていないから、今 乙女ゲームは衰退してきている」という話題で盛り上がっているように見受けられます…よね。主にツイッター界隈で。それに同意している人も多々いるので一理あるんだろうけど、本当にそれが理由なのかな、と思わずにはいられないんです。というのも、わたしが乙女ゲームから離れた理由がそれじゃない。

乙女ゲームがswitchに本格的に移行したのを理由に乙女ゲームで遊べない人は、本体を買えないのにソフトを買えるんだろうかと思ったり。決して喧嘩を売っている訳ではなくて、今はソシャゲの時代だから、安価にゲームを楽しめて当たり前になっているのも大きいのかな と思う。ソシャゲーはこれだけの金額で楽しめるし、こっちで良いよねって。実際お金を使うことが正しいとは言い切れないので、ここは何とも言えない。お金を使うことが制作陣の応援になるというのはもちろん分かるし大正解、だけどお金は湯水のように湧いてはこないので、使わないでいれるのであればそれに越したことはない。要は、お金を出したくなるくらいのコンシューマー乙女ゲームがあればいい。当たり前ですけど、これですよね。

現に、今のソシャゲはすごい。キャラも魅力的だし、シナリオも面白いのはすごく面白い。大体セットで売り出してる音楽も良いものが多い、ストーリーも相まってめちゃくちゃ曲が良くなる。キャラクターも大体一人は好きな子が出来る。夢女子にも腐女子にもウケるような設定になっているからターゲット層も広いし、自分で好きな金額を決めて楽しめる。プレイヤー数がとんでもない事になっても、何の疑問もない。わたし自身、いくつかプレイしていて、気持ち良くお金を払ったりもしました。(ガチャで出るまで引くタイプ&イベントの時に常に携帯を気にしているのが疲れて長くは続かない)

 

ソシャゲになくて、コンシューマー乙女ゲーにあるプレゼンポイントって何だろうと考えたときに、わたしの中でとっても大きなひとつが〝物語の結末を楽しめる〟ところなのかな、と。最大のメリットでもあるけど、わたしはここにもやもやを感じて乙女ゲームを離れました。Vitaでの乙女ゲーリリース絶頂期。新作がガンガン出て、その中から自分好みのゲームを探すことが出来なかったんですよね。一本遊び終わった後に、達成感とか充実感を感じられるゲームが少なくて、次第に疲れて離れていっちゃいました。作りこまれた世界観のはずが、いろいろ回収されずにとっ散らかったまま毎回同じような朝チュン展開で終わるゲームが多くて、これを作った人は何を思っていたのか、これを遊んだあとに何を心に残すのが正解なのか分からなかったんです。逆に、制作陣のゲームへの愛を感じられたら好きになる。設定が練ってあって、ちゃんとした物語の終わりがあって、そこに行くまでの過程が丁寧に描かれている乙女ゲームがやりたい。その気持ちは今も変わってないんです。

今でもたまに、お酒飲みながら読みたいなあ…とビズログ買ったりするんだけど、乙女ゲームのページ全然ないですよね。今の売り上げだと仕方ないのは分かっているんだけど、全然情報を得られない。乙女ゲーって、シナリオが大事じゃないですか。だけどライターが誰か、他にどの作品を担当しているかが見えない。すごく分かりづらいのがネックだなと思う。

 

でも、昨今の乙女ゲームはリリース数も減ったというのもあって、以前とは違うと風の噂で聞き…以前の乙女ゲーマーさんも今の作品を楽しんでいるのを見て、乙女ゲームをまた楽しみたいと強く思い、あれこれ調べて悩んでいます。何から手を出せばいいのか。…そこで、このブログを乙女ゲーマーさんが見ていたら、おすすめを教えてほしいなと他力本願でキーボードを打ち殴っています。もし良ければ、人にすすめたい乙女ゲームをわたしに教えてくれませんか。おすすめ出来ないけれど自分は大好き!至高の一本です!っていうゲームでもお話を聞きたい。本当はもうちょっとこのブログ続けてから聞きたかったんですが…が!近々購入したいので参考にさせてください。記事の下にメールフォーム貼ってありますので、軽い気持ちで、匿名でも。

 

ちなみに、わたしのおすすめ乙女ゲームを三本。自信を持っておすすめ出来ます。

金色のコルダ3(PS2PSP3DS、Vita)

https://www.gamecity.ne.jp/corda3/index.html

コルダといえば初代の印象が強いと思いますし、わたしも1・2も大好きなんですけど、今までの音楽の上品さとは打って変わって、ぶつかり合いの熱血吹奏楽。笑いあり、涙あり。基本は熱血物語なのに、一緒に帰るだけ、手をつなぐだけでときめかせることが出来る恋愛部分のストーリーには脱帽。キスなんかした時は、プレイヤーは床ローリングすること間違いなしです。高校生らしい甘酸っぱい乙女ゲーがしたい人、ADVゲームと言えどある程度の難易度を求めている人、12人一気に攻略することに罪悪感を感じない人には特におすすめです。シナリオ金太郎飴が気になる人は、Another skyという攻略対象が減っているゲームもあります。

 

◆夏空のモノローグ(PS2PSP

https://www.otomate.jp/smp/natsuzora/

全てのエンディングを見たあとに、このゲームを買ってよかった、全てのルートを遊べてよかったと心の底から思えました。プレイ後の余韻や爽快感は随一なので、未プレイの人はぜひ経験してほしいです。SFなんだけど、そこまでややこしい話ではないので大丈夫。ループものなので、好きな人も多いと思います。メインは同じ部活の面子と楽しい高校生活。そこに切なさが混じると涙なしではボタンを押しすすめられません。SFなのにちゃんと納得いく終わりを迎えるのも後味の良さのひとつ。少し古いゲームなのでギャグは古く感じるかもしれない。。ただ、とあるキスシーンで足元だけしか映らないスチルがありまして、それが とんっっっでもなく萌える。足元だけでここまで萌えるなんて、乙女ゲー界の革命だと本気で思う。「明日」に希望を持てる素敵なゲーム。わたしの夏の思い出のひとかけらです。

 

◆剣が君(PC、Vita)

http://rejetweb.jp/kengakimi/pc/

わたしがRejetと相性良い訳ないだろ。そう思っていたのに、遊び終わった後ひとり部屋の真ん中で泣きながらスタンディングオベーション。剣か、君か。剣を選ぶルートと恋を選ぶルートの分岐が割と早い。剣ルートと君ルートで各2つエンディングが用意されていて、計4つあるんだけど(細かなBADはまた別)、どれもとても丁寧。1人の攻略キャラクターでこんなに物語を作ってくれることに大感謝、たくさんのキャラクターの顔が見れます。また、人によってTRUEとBADとの判断が分かれるような作りになっているのも面白い。乙女ゲーって本来色んな終わり方が楽しめるものだよね、と思い出させてくれます。江戸時代のお侍さんとの恋愛なので、辛い事も多々あるけれど、侍ならではの意思の強さ、ボロボロになるまで立ち向かって行く姿にときめくこと間違いなし。それを超えたあとの幸せな姿は可愛すぎて涙が出ます。乙女ゲームならではの物語の分岐を楽しみたいなら、このゲームしかないと思います。

 

 上記三作品はソシャゲに劣らないと思っているし(断じてソシャゲを下に見ている訳ではなくて、ソシャゲにはない結末が楽しめるという意味)、他にも好きな乙女ゲームはたっくさんあります。自信を持って人に勧めたくなるゲームとこれからもっと会えますように。ご協力を…というか、チラ裏のように送っていただければ嬉しいです。もちろん匿名で問題ないので、よろしくお願いします(*^_^)/~~~

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大画面で遊べたら嬉しいので移植でも、switchかPS3PS4、PCで遊べると嬉しいです。でもXbox以外なら遊ぶ環境あります、PSPは多分そろそろダメな気がする。それにしてもswitchはベッドでごろごろでも、大きなテレビでも遊べて本当に便利、画期的すぎて手放せない。Liteも出たけど、断然普通のswitchをお勧めしたいデス。

 

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