ファイアーエムブレム 風花雪月*感想

こんなにAボタンを押すことをためらうゲーム知らない

 

わたしにとって初めてのFEシリーズ。個性いっぱい魅力的なキャラが多くて、それだけで購入を決意。
 
 
三クラスから自分が担当したいクラスを選んで先生になり、主に自分のクラスの生徒、時には他クラスの生徒にも慕われ、かわゆいかわゆい と幸せな学校生活。士官学校だから戦闘も多々ありだけど、まあ幸せに。やたらつんつんして懐いてくれない子もいたけど、そこは流石コーエー。力を見せれば「あんたの剣、興味がある。」この手のキャラ、逆に誰よりも扱いが楽でいい。好感度選択も外さない。
 
同じ釜のご飯を食べて、心を一つに歌も歌って、鷲獅子戦、いわゆる士官学校版運動会もやりました。もちろん手塩にかけて育てた我が生徒たちの優勝で、みんなで祝賀会!いや~やっぱりわたしの青獅子クラス最強!教え子みんな超かわいい!過去に戦争で親や兄弟、婚約者を亡くしたり、暮らす家も無くなった子、力を持っていても持っていなくても疎まれ、重すぎる過去を抱えている子ばかりだけど、そんなの忘れるくらい先生が幸せにしちゃうんだから!守りたい、教え子の未来。
 
母性が最高潮もなった途端、はい戦争。士官学校のクラスごとにマジモンの戦争。そうか君たち権力者の子ばかりだもんね。。ファイアーエムブレムとしてはここからが本編。なんだろうけど、シリーズ未プレイで新任教師のわたしは母性を抱いてしまったばかりに心が八つ裂きになり…涙腺崩壊なんて良いもんじゃないですよ、ただただ辛い。涙で画面が見えない中、ぼんやりと涙越しに見えるのは自分を慕ってくれていた他クラスの生徒で。大好きになったキャラクターだけど、戦争になれば目の前にいるのは敵で、守るべきは自分の教え子。つまり守るために殺すしか ないんですよ。いや戦争って本当嫌なもんだ、つらい。「先生、」って呼ぶ声を聞いて、何度コントローラーぶん投げたか。つらすぎるんだよ。倒したあと、徐々に腹部から赤い血が流れてくる細かい演出どうにかしてください、こっちも切腹しないと気が済まない。
 
一部(士官学校パート)で散々キャラに愛着を湧かせたあとに、二部ではガチの殺し合いをさせる。そんなゲームですFE風花雪月。こんなにAボタンを押すことに時間がかかるゲームは初めて。ゲーム中の戦闘で自分のクラスのキャラが死んでも、本当に戦死したとして本編に復活できないモードもあって、ストーリーに死亡差分なんかもあるのでバッドエンド好きな人にはたまらないと思います。わたしは金輪際バドエン厨を名乗ることをやめる。みんな幸せであれ。

そんなモードもあるし、キャラ同士の好感度によって本編後キャラ同士が結婚したり相棒になったり、キャラ萌え的なやり込みもたくさんある。そうなるともちろん、主人公とキャラとで結婚も出来ます。男主人公、女主人公で対象キャラは違うけれど、同性婚出来るキャラも多々いるのが面白いところ。これフルコンプは無理だってくらい、その時の好感度順位によってのイベント(舞踏会や主人公誕生日等)があるので何周しても楽しめるのは確定なんですけど、一周するのにわたしは64時間!三クラスそれぞれの視点で物語が進んでいくので、二周目は違うクラスを選んで別の角度から楽しむのが妥当なそうですが、他のクラスを選ぶ=今選んでいた青獅子クラスが敵になるというシナリオに耐えられる心を持ち合わせていないため、未だ青獅子で遊んでいます。愛着が湧きすぎるのも問題だけど、それくらい前のめりに楽しめた。ゲームは終わったけど、わたしのかわいいかわいい生徒たちの未来はこれからです。
 

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